普遍の真理
すべて頭蓋骨のなかの幻想
恋に過去はいらない
未来だって奪うくせに
「世界はバランスで成り立っている」
記憶の底に埋もれてしまえ
うめく脳髄
軋む桎梏
追憶を辿る
金色の日々を目指して
掌、首筋、それから唇
ヒガンバナの追憶
狂おしい静寂

剥離する傷あと
世界の洗脳
不幸せの定理
愛は天秤にかけて
玉響と散りて
灰かぶりと後日談
束の間の夢を見ていた
それならいっそ浅ましく
満たされない少女と夢
分かちがたいもの
暁のかげに惑う
黒猫の美学
かつての死にきれない日々よ
きっとわたしだけじゃない
終わらせない日々の為に
言葉にできる永遠ならいらない

金糸雀の啼く夜
一度だって望んだだろうか
愚かにも詰め込んでしまったひとかけらの思いに
「甘いのは苦手だって知っていたわ」
揺らぐ気持ちは長続きしないって
色づいた指先の艶やかなこと
容易く壊れてしまうのだから
スパイスをひとふり、退屈な毎日に

お前の嫌う世界とはさよなら
夢であれと願うのならば
艶やかに揺らめいて消えゆくは
結末を知る無責任な神様よ
確定しない未来
放物線を描いたブーケ、

「思い出すたびに魘される、そんな恋ならば一生忘れられないでしょうね」

Angel howling
君に優しい世界がいい

そうして一歩も動けないまま、春の訪れる音を聞いていた。

春にして君と離れ
流されていくだけの時間たち
うつらうつらと泳ぐ午後
立ち竦む午後、白昼夢に眩む
リーズナブルラブ
会いたさは口に出せない
キャロリングの聴こえる夜
とっくの昔に終わってた
エレファント・ブレス
蹲る感傷

恋に発症機序があるなら教えておくれ
誰かさんの都合のいいオンナでいてあげるから、どうかおいていかないでね。
振り向かない記憶たちは置き去って
忘却の末、海へと沈め
燻るものは朽ちるに任せて

またねと言えない日曜日の夜
悪夢から醒める夢を見る月曜日
月に見捨てられた火曜日
幻肢痛、君のいない水曜日
淋しさに惑う木曜日
つめたい熱に魘される金曜日
土曜日の気だるい午後のこと

追いかけると足りない明日
縺れた糸をたどる日々
愛を患った生誕日
在りし日の追憶
瓦解する日常
やがて醒めない夢を見る
偶像を焼き棄てた真夜中